今回は、「住宅ローンの審査」についてのお話です。
ほとんどの方が、マイホームを購入するのに、住宅ローンを利用されます。
毎月の家賃が払えているから、「家賃分位は、簡単に貸してくれるだろう」と、思っていませんか!!!
あなたは住宅ローンの審査を通りますか?
金融機関は誰にでも貸してくれるわけではありません。
そもそも、ほとんどの住宅ローンの場合、審査するのは、保証会社です。保証会社が承認すれば、審査をパスすることができます。
ちなみに、保証会社が保証する場合は、別途保証人が不要となる場合がほとんどです。
では、金融機関は一体どんなところを審査しているのでしょうか??
大きく分けて、6つのポイントがあります。
①申込時・完済時の年齢
金融機関により、多少異なりますが、申込時の年齢が70歳未満、完済時の年齢が80歳未満などが基準です。
60歳を超えての住宅購入は、中々厳しいですね。まして、どう払うのか。。。
②物件の価値
住宅ローンを利用すると、その物件に金融機関は、抵当権という、担保設定をします。その物件に担保となるだけの評価があるかどうかも、審査の一つです。不動産会社によく相談しましょう。
③年収と返済比率
借入額がどのくらいできるかというと、現在の年収で審査されます。また、年収に応じて、返済比率を金融機関は設定しています。
30%、35%など、年収に対して返済できるだろうという比率です。この比率内に希望の借入額が入っていればいいです。しかし、他にもローンがあれば、話は変わってきます。
④債務(借入)状況
車やバイクのローンや、クレジットカード利用状況、キャッシング額、消費者金融の利用、そして、忘れがちな、スマホなどの割賦購入!スマホ等の機種の購入も実質支払いこそ少ないものの、れっきとしたローンに当てはまります。これらの返済が予定通りに支払われているかなど、金融機関はしっかりと審査してきます。
支払遅れなどはありませんか?ウソを申告してもすぐに分かってしまいます。
⑤勤続年数・雇用形態・勤務先
あなたは、現在の会社に何年お勤めですか?転職したばかりだと、中々難しいです。雇用形態は、正社員ですか?アルバイトですか?アルバイトなどでいくら多くの収入があっても、正社員でなければ、審査すらしてもらえないのです。あとは、勤務先の経営状態も実は審査されています。倒産しそうな企業の社員に住宅ローンは貸せないですよね。。。
個人だけでなく、企業も審査されてるんです。経営者、自営業者は、さらに審査が厳しいです。
⑥健康状態
なんで健康状態が関係するの?と、思いがちですよね。
多くの金融機関が住宅ローンに「団体信用生命保険」を必須とします。病気や事故などで万一のことがあった時のための保険です。ですので、健康状態がよくないと住宅ローン審査は通りません。
過去の病歴や現在の持病などはありますか?病気によって借りることができません。「団体信用生命保険」の事は、別号でご確認ください。