今回のテーマは「賢いお家の探し方」です。
「賢いお家の探し方」では「準備編」と「実践編」の二つに分けてお伝えします。
ではまずは「準備編」から
お客様の中に、「子供のために家が欲しくて、3年探しているのですが、なかなかいい物件が見つからない」という方がいらっしゃいます。往々にしてそのようなお客様はあと3年経っても希望にかなう物件には巡り会えず、気が付いたら子供ももう大きくなっていた、とかいう例を耳にします。
探し方の何かが間違っている典型例と言えます。
このお客様の失敗はお家を持つ目的を見失った事です。「子供との豊かな生活のためのお家」探しが、いつの間にか「理想の家」を探す事が目的に変わってしまったことが原因です。
お家探しの第一歩は
ぶれない「目的」を明確に定める事です。
賢いお家の探し方① 目的(動機)をしっかり定める
目的(動機)は何のための家作りか?という目的を家族で話し合って文字にすると良いでしょう。そうすることによっていつの間にか目的がすり替わってしまったりするような失敗が無くなります。
賢いお家の探し方② 条件と希望を分けて考える
意外とごちゃごちゃになっているのがこの「条件」と「希望」です。
家探しの「条件」とは、それがなくては目的が達成できない最低限の条件です。子供と暮らす豊かな生活空間が目的ならば、探すお家が1DKでは実現しませんよね。(たぶん)
でも、バーベキューが出来る広い屋上などは、あったら夢が広がりますが、これがなくても目的は達成できませんか?そうであればこれは「希望」として仕訳けします。
賢いお家の探し方③ 希望はある程度妥協する
お家を持つことに色々な夢と希望が広がります。最低限の目的だけ果たしても何か味気ない。やっぱり希望の実現も大切です。
ここで、色々な希望を整理して優先順位を付けます。目的に限りなく近い希望もあれば、「まぁできればいいか」程度の希望、ご主人、奥様、お子様それぞれの希望もあるでしょう。それに優先順位を付ける事が物件選びの基準にもなります。優先順位の低い希望にはあえて妥協することもお家探しを成功させる秘訣です。
さて、ここまでできればお家探しは準備の50%が完了です。残りの50%は資金計画です。資金計画については別の回でお伝えする事にいたします。