新築では、デザインや動線などにこだわる方が多くいらっしゃいますが、心身共に快適に暮らしていくにはお部屋を満たす自然光が欠かせません。
ここで大切なキーワードは「採光」、本記事では採光の役割や工夫について解説します。
家があたたかな日差しで満たされるように、この記事で一緒に考えてみましょう。
採光には大切な役割がある
まず1つ目は、心身に良い影響を与えることです。
人は、日光を浴びると幸せホルモンである「セロトニン」が分泌されることをご存じでしょうか。
雨の日になんとなく身体がだるかったり、元気が出なかったりすることに、身に覚えがあるかもしれません。
日の光を浴びると夜もぐっすり眠れるようになり、心身に良いサイクルができます。
2つ目は、乾燥や殺菌効果があることです。
暗い部屋には湿気も溜まりやすく、じめじめとしやすくなりますよね。
日光と風を取り入れることで、カビやほこりの細菌の発生を抑え、衛生的な空間を実現してくれます。
3つ目は、光熱費の節約に繋がることです。
日光が入る部屋は明るく、暖かいので、照明代や暖房代を抑えることができます。
もちろん日光が入りすぎて暑くならないように工夫は必要ですが、無料の再生可能エネルギーを取り入れて損はありません。
新築で取り入れたい採光のテクニックを伝授
部屋の奥まで光を取り入れたい場合には、窓自体を大きくするよりも、窓の位置を高く設定しましょう。
方角は南がおすすめです。
天窓にする方法もありますが、その場合は日差しが入りすぎてしまうので、北側に設置しましょう。
キッチンは、日光によって食材を傷めてしまうこともありますから、日光と照明のバランスを考える必要があります。
キッチンは手元に照明があった方が使いやすく、壁面に収納を作ることもあるので、あえて小さい窓を設置するのも良いでしょう。
周りに家がたくさんあったり、隣の家との距離が近かったりする場合には、採光のための大きな窓のせいでプライバシーが確保できない可能性があります。
そのような場合には、高い位置と低い位置の両方に窓を設け、周囲の視線を気にせずに採光できる仕組みを整えましょう。
高い位置の窓だけだと換気が大変になるので、低い位置にも窓を設置しておくと利便性が上がります。
まとめ
今回は、新築で大切にしたい採光について解説しました。
採光には大切な役割がありますが、住んでからしかその快適さが実感しにくい部分でもあります。
周南市・下松市周辺の方で、採光についてお悩みがありましたら、ぜひ当社にご来店ください。
心身共に快適に暮らせる住まいについて一緒に考えてみましょう。